上の歯の左右5番目の永久歯が生まれつき「無い」お姉ちゃん。
永久歯が無いってどういうこと?と、気づいた当初は戸惑ったり悩んだりしましたが、
結局中1の夏に左右5番目の乳歯(永久歯が生えてこない乳歯)を抜いて、その分の隙間を埋めるための歯列矯正を始めました。
当初2年半かかると言われていた歯列矯正は順調に進んでいて、あと半年ほどで終了できる見込みと言ってもらえるところまで来ました。
この歯列矯正をしてきたこの2年間のことを思い出しつつ書いてみようと思います。
2015年8月(中学1年の夏)歯列矯正を開始
中学校に入学してみると、矯正をしているお友達が急に増えました。
「〇〇ちゃんも矯正始めてた」「〇〇先輩も矯正してた」と歯列矯正を始めることにそれほど抵抗がなくなったお姉ちゃん。
夏休みを利用して歯医者さんにまとめて通い、まずは永久歯が2本足らない(先天性欠損のある)上顎から矯正を始めました。
まず歯に一つずつ器具を接着剤で付けました↓。
その後、永久歯が生えてこない部分の乳歯を抜歯。さすがにこの時は何も問題のない乳歯を抜く結果になったことに「ごめんね」と胸が痛みました。
その後、器具にワイヤーを通して抜歯した部分の隙間を埋めるように圧をかけて矯正していきました。
2015年9月 異汗性湿疹になりました
矯正を始めて1か月半くらいたったころ、お姉ちゃんの手の平に水泡がいっぱいできました。
なんだろうね?体育祭の練習中に何か触った?なんて言いながら皮膚科に行ったところ「異汗性湿疹」と診断されました。
「虫歯の治療か何かしましたか?」と聞かれ、んんん?
「8月から矯正しています」「ああ、たぶんそれですね。金属アレルギーの一種です」って!ええっ?!
なんでも金属アレルギーの一種で、手のひらにアセモのような水泡がいっぱいできる人がまれにいるのだそうです。
かゆみ止めの飲み薬と、軽いステロイドの塗り薬をもらって帰りましたが、ステロイドを何度か塗っているうちに治りました。
翌年の夏にも同じような症状が出ましたが、その時もステロイドを塗って様子を見ていたら数週間で落ち着きました。
まさか、歯列矯正が原因で金属アレルギーを発症するとは思いませんでしたが、それ以外のアレルギー症状は今まで出ていないので、季節的なものも関係しているのかも?と思っています。
2016年1月 下顎も矯正開始
上あごの矯正がひと段落した後、下あごも装置を付けて矯正を始めました。
お姉ちゃんは下あごには欠損歯はないので絶対に矯正しなければいけない理由はないのですが、
矯正すれば歯並びがキレイになるよ、
上あごだけの矯正でも料金は同じだよ、
と言われ、それなら一緒に下あごもやってもらいましょう、ということで下あごにも器具とワイヤーを付けることになりました。
さすがに上下にワイヤーが付くと口が動かしにくいようで、食べるのが遅くなったり、部活でこけて口の中を切ったこともありました。
中学生娘の歯列矯正中の様子
段々と器具に通すワイヤーが太くなるにつれ、歯にかかる圧も強くなるようで、、月に1度通院してワイヤーを調整して圧をかけた後は痛みが強く出ます。
通院した後は数日間は痛み止め(市販の中学生用のノーシンやバファリン)が欠かせず、特に食事の前には薬を飲まないと全く食べられないほど。
歯医者に通院するとその後数日は歯が痛いので、林間学校や修学旅行、部活の試合の前には通院しないように日付を調整しています。
また、ワイヤーに食べ物が引っかかるので食べるのがものすごーく遅いです。
特に、口を大きく開けてかぶりつかないといけない物(ケンタッキーのお肉とか、肉巻きとか)は「食べにくいからいや」と言います。
ほうれん草や小松菜のような葉物野菜は矯正器具に引っかかって食べづらいので、「食べる時間がない時には出さないで」と言われます。。
それでも乳歯を抜歯した跡はキレイに隙間が詰まってきていて、もう少しでキレイに並びます。
矯正器具を付けてからにっこり口を開けて笑うことが少なくなった気がして、母親としてはちょっと悲しい。
それもあと半年ほどで矯正も終わると思えば、このまま虫歯も作らずに乗り切ってほしいなーと願うしかありません。
本人は、「高校になったら矯正も外れるし、髪型も替えてイメチェンしよー」と言っていて、矯正が終了するのを心待ちにしている様子(笑)。
早く無事に終わるといいなぁ。
下の娘は5本も永久歯欠損だと言われているので、こちらの矯正はどうなることやら。
とにかく今は虫歯を作らないように(もう小3ですが)仕上げ磨きを念入りにするようにして、矯正を始められるタイミングまで歯を大事にしていこうと思っています。